航空医学とは
環境はいろいろな側面で生体に影響を与えますが、特に、人間が地上から高所・上空へと移動することによっても、生体には種々の変化が現れます。
航空医学とは、環境医学の分野のうち、人間が高所・上空へ移動することによって生ずる医学的な問題を扱う学問であると言えるでしょう。
近年の航空産業の発展により、航空機が移動の手段として日常化してきたことから、航空医学の守備範囲も拡大してきています。
以下に、現在考えられる航空医学の扱う分野を示します。
- 航空機乗員および客室乗務員の健康管理
- 航空機乗員の医学的適性の管理:航空身体検査
- 乗客の健康管理・旅行医学
- 環境医学的問題(環境生理学・人間工学など)
- 産業衛生学・臨床疫学的問題
- Air ambulance (Evacuation, Repatriation)に関する問題